モ デ リ ズ ム blog
Powerd by kazushi kobayashi / Mail : m_rhythm@zau.att.ne.jp
■肉厚が気になる

試しにウィーゴを縮小(3cm程)して出力してみたところ、
データ的にエラーは無いのに、一部出力されなかった部位がありました。
恐らくパーツの肉厚に関係していそうだなと思い
その確認を兼ねてこの様なオブジェクトを用意しました。

底面が縦横10mm。高さ7.5mm。
左からムクの状態、断面の厚さ0.5mmの中空、厚さ1mm、厚さ2mm。
ただの箱にしなかったのは、傾斜のついた面の平滑さと
内側のオーバーハング部分がどうなるのか確認したかったからです。
test_box01.jpg

こちらのデータをこういう設定で出力してみます。
test_box01settei.jpg

右側のウインドウで色々設定を変えられるのですが
僕もまだ全部試せていません。
追々検証していきます。
(ざっくり説明しますと、右側ウインドウの
 「造形物内部」という項目は、例えば立方体を出力する際に
 その内側をどういう密度で埋めるかという設定の様です。
 「サポート」はサポート材の構造設定、
 「密度」はまだよくわかりません。積層断面の密度?)

これで出力13分予想。レッツプリント!

■出力終了

出来た!
test_box01out.jpg

出たー!ニュルニュル式名物のモジャモジャだー!

0.5mm厚のデータは出力出来ないって事ですね。
側面は全く積層出来ていないのに、
屋根の様な台形部分のみ出力しようとして、
足場が無いから宙でモジャモジャが形成されたのです。

右端の物のモジャは、0.5mm厚部分のゴミが付着した様です。

一応1円玉と比較。
test_box01out1.jpg

あ、UPPlus2の出力品は、プレートと出力品の間に積層される部分(ラフトと呼ぶみたい)と
実際の出力品とが結構強力にくっついています。
接地面が平面だとカッターなどで削ぎ取らないと剥がすのが困難です。
(これも設定で変えられるのかな?)
test_box01out3.jpg

ついでに中空の2mm厚の物をカットして内側を確認。
結構綺麗でした。
test_box01out7.jpg

■仕上げてみよう

画像だと実物より大きく写っているので
表面の積層跡が気になると思いますが、
簡単にペーパーかけしてサーフェーサーを吹いてみました。
test_box01out5.jpg

積層部分の剥がれ防止の為、ABS樹脂を溶かす接着剤を流し込み硬化後、
240、400番でペーパーがけ。クレオスのサフ1000を吹き付けています。
test_box01out6.jpg

パテは未使用。サフ時にゴミが付着していますが、
プラモを整形する感覚で簡単に磨いてこんな感じ。
出力時に一部深い凹みがあることと、立ち上がり面のエッジが丸くなっていますが
思いのほか綺麗になりました。

寸法精度は
test_box01out4.jpg

出力したままの物がほぼ10mm。
磨いた物が9.9mm程。

うん。厳密な試作でなければ十分な精度だと思います。

いいぞいいぞ。
FC2 Management

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■3Dプリンター導入しました。

いきなりですが。

UP Plus2 です。
upplus01.jpg

主にZBrushを使ったCG原型の勉強会に参加させて頂いた際に、
この機種の出力品を持ってこられた方がいたので見せて頂いたのですが
思いのほか綺麗でビックリしたんですよね。

ABSの樹脂を溶かしながら押し出し積層していく
こういうニョロニョロ式の3Dプリンターは、
仕上がり具合から原型用途には使えないとジャッジしていました。
その為自分の購入リストには全く無かったのですが、
これくらい綺麗に(他の同タイプに比べてです)出力されるなら
原型仕事以外の用途があるのではと思い始めました。

競合品が多々あるこのタイプのプリンター。
最近出た7万円程の「ダ・ヴィンチ」という機種もなかなか良さそうだったので
それぞれ店頭でサンプルを見せてもらったりネットで色々調べたりして検討。
結局価格は3倍近いのですが、、僕はUPPlus2を選択しました。

■まずは開封。

upplus03.jpg

色々入っていて面白い!
皮手袋、スクレイパー、デザインナイフにニッパー、、。
なるほど。模型を作らないようなお父さんが突然家に買ってきても
とりあえず出力品を手に取る事が出来るようなパッケージングになっているんですね。
一般家庭に3Dプリンターを!という事を本気で考えてるんだなと感じられます。
実際そんな簡単に普及するようなものでは無いと思いますが、
こういう配慮は好きです。

本体はほぼ金属製ですが、一部に樹脂パーツがあります。
ここは何と3Dプリンター製!
面白い。既に3Dプリンターの一部は3Dプリンターで作られていた!
upplus02.jpg

破損したらデータをDLして出力してね 的な事がどこかに書かれていました。

移動時に可動部を保護するストッパーも同様の出力品です。
upplus04.jpg

樹脂はABSを黒と青の2個注文。
真空アルミパックされた物が段ボールパッケージに入っています。
upplus05.jpg

こちら1つ6000円前後。
後から気づきましたが、白のABS樹脂が1つ(700g)
最初から付属している様です。

Upplus2の売りの一つが「オートキャリブレーション」機能だそうです。
他の機種の多くにはそういう機能がなく、
プラットフォームとノズルの位置調整(基準出しと言えばいいんでしょうか)を最適にする事に
手間がかかるそうです。
出力品の良し悪しに影響が出る部分だと聞きます。

Upplus2では基準出し用のアタッチメントをノズル付近に接続し、
PCにインストールした専用ソフトウェアから手順に従ってキャリブレーションしていきます。
20140410_042214572_iOS.jpg

僕が購入した販売店ではホームページ上でマニュアルをDL出来る様になっていましたが、
製品にも印刷した日本語マニュアルを付けてくれていました。
おかげで特に迷う事も無く各種設定終了。

印刷設定ではサポート材の有無や密度、
出力品(基本的に中空で整形されます)の内部密度設定が出来る様になっています。
この辺はまた改めて検証したいと思っています。

■早く出力してみたい!

平面がどういう仕上がりになるか見たかったので
ローラーウィーゴのスケボーをそのまま出力してみる事にしました。

ソフトにデータを読み込み、印刷ボタンを押すと
使用する材料の重さ、出力にかかる時間、終了時間などが表示されます。
これは嬉しいですね。
upplus14.jpg

(あ、出力時にはタイヤを上向きに配置し直しています)
時間がかかり過ぎると感じれば、出力ピッチや内部密度を荒くするなどして
出力時間を短縮を試みる事も可能です。
今回はデフォルト設定のまま出力。
35分かかるとの事。

レッツ3Dプリント!

ウインウイン
軽快に動いていきます。
20140410_055913379_iOS.jpg

スケボー内側の格子状の部分は
中空になる部分の補強として入っている樹脂です。
先に書いた設定項目でこの密度を変えられる様です。

ピー!ピー!ピー!
完成です。
出力されるテーブルは高温になっているので取り外し時のやけどに注意。
ここが熱せられるおかげで出力品が剥離せず溶着しています。

スクレイパーを使って取り外し。
タイヤの周りなどにサポート財がついているので汚いです。
20140410_061949706_iOS.jpg

サポートを処理して一応完成。
20140410_065636936_iOS.jpg

なるほど。
平面は思いのほか小穴が開いているな。
でもエッジも平面も出ているのは良いですね。

まま、こんなもんだろ。という印象です。
upplus13.jpg


この後色々出力してみたところ、
想像以上に綺麗に出る面もあったのですが
仕事関連の出力なので画像掲載出来ず。

いずれもっと基本的な形状(立方体など)を色んな角度や設定で出力して
自分内のベストセッティングを探りたいなと思っています。


■買って良かった?

僕はYesです。

しかしこれを使って何が作れるのか?と考えると
まだまだ万人に薦められる類の製品では無いと思います。
Upplus2自体は良くできていますが、
ガレージキットなどの原型製作に使いたいという人は
一考が必要だと思います。
元々プラ版やパテの塊からスクラッチビルドが出来る人であれば
上手く使うことも可能だと思いますが、
「CGモデリングは出来るけど、模型はそんなに作った事が無い」という人が
この出力品を仕上げるのは相当困難です。

他の方も言われていましたが、
3DCGを使ったデジタル原型の本番出力(出力サービスを使った高品質なもの。高価。)の前に
ランニングコストが安いこのタイプでテスト出力してボリュームやバランスを検討する
といった用途には最適だと思います。
そこに20万円の投資が見合うかどうかの判断はその人次第ですね。

僕はこのテスト出力はかなり有効だなと感じました。
ウィーゴならば平面や数字で考えていてもボリュームまで掴むのは難しい。
しかし1/48や1/24でポンと出力してしまえば
ああ、これは製品として有りか無しかっていう事が明確に見えます。
出力サービスの安価なプランを頼むのも手ですが
より気軽に、思いついた時に試せるのがとてもいい。
材料費が安いというのがこのタイプのプリンター最大のメリットですね。
この機種だと1gで8.5円程度になると思いますので
このスケボーで39円。
これなら色々試したくなる。

けれど僕が購入した最大の理由はこれじゃないんですよね。

画期的な何か!という事では全く無いのですが、
それは着手した時に記事にします。
(勿体ぶる様な物では無いのですが、実行出来ないと何なので)

その用途には問題無く使えそうだなとわかったので
僕は買って良かったと思っています。

このタイプは今後まだまだ価格が下がり、
性能はもう少し上がりそうです。
発表だけなら既にそういう製品もありますが、
カタログスペックがこれほどあてにならないのも珍しい類の機械ですので
皆さんよくご検討を。

では検証進んだらまた記事にしますね。

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デジタル原型を担当しました(株)ボークスさんの
キャラグミン「ストライカー」(「翠星のガルガンディア」より)
公式ページで画像公開されました。

strk_20140415085238a5f.jpg


4/20に浜松町で行われる
ホビーラウンド11にて先行販売後、
5/3日(土・祝)~6日(火・祝)ホビーラウンドSRより、
全国のボークスショールーム、ホビースクエア京都、
通販隊、ウェブサイトにて一般発売

との事です。
よろしければ是非~。

発売中の「チェインバー」もよろしくね。
20140324_005628000_iOS.jpg


■ホビーラウンド、mdsp卓から参加予定でしたが
都合によりmdspがディーラーとして不参加となりました。

僕は午前中に会場に行く予定ですが
一般客として見学に行きます。
mdsp卓を楽しみにしてくださった方がいらっしゃいましたら
申し訳ありません。


ガルガン、とても豪華な資料集が出ているのですが、
こちらお求めやすい価格に、、、なっているので
好きな人は買った方がいいよ。



(これ書いてる時点で、悔しいのでもう1冊買ってやる!と思う程安い)

原型作ってる時に見たかったよ!っていう絵も幾つかありました。
想像で作らなきゃいけなかった部分で苦労したので。

こういう本を見ると、ほんとにアニメ一本作ることって
もの凄く大変なんだなあ、、と改めて思います。
膨大な画稿に圧倒されます。
本のデカさと重さにも!

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「長年見て頂いてる方が頑張ってようやく見たい画像が発掘できる」
そんな宝探し感覚溢れるモデリズムブログ(難易度3つ星)。

流石にマズイと思い、主だった画像だけをまとめたHPを製作しました。

モデリズムHP

ModeHP.jpg

無料HPサイトでさらりと作成しています。
何かおかしな所があればご指摘下さい。

時間を見つけて追加していきます。

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(株)ハセガワさんのホームページにて開催されました
35ウィーゴコンペ、
「イエス!ウィーゴー!!」
の入賞者発表を、5/17、18開催の
第53回静岡ホビーショーにて発表させて頂く事になりました!

YesWeGo_com.jpg

急遽決まりまして、僕もびっくりです。
どういった形で発表されるか等、
まだ検討中です。

締め切りから2ヶ月近く間が開いてしまうのが心苦しいのですが、
例年たくさんのお客様がいらっしゃる静岡ホビーショーです。
そこで初めてウィーゴの存在を知って頂く方もいると思います。
僕にとっても大変嬉しい機会をいただきましたので
発表までもう少々お待ちいただければと思います。



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