チャンクの背中とおしりには
出っ張りがあります。これは、

こうして横倒しにした際に
本体を傷付けない為の物なのです。
地味なチャームポイントでもあります。

では組立説明の続きを。
その1にUPしたマニュアル画像にも掲載した
ピンバイスと呼ばれる小径のドリル刃を固定して使う
ハンドドリルに関しての説明です。
チャンクの組み立てには、レジンパーツに
ピンバイスを使って穴を開け、
市販の関節ジョイントで繋ぐ作業が必要になります。
画像、上段がピンバイス本体(500~1000円程度)
中段が単品販売のドリル刃
下段がドリル刃のセットです。

100均ではグリップとドリル刃が固定された物や、
ドリル刃セットなんかも買えたりします。
性能はやはり単品販売物より格段に落ちますが、
使えるレベルではあります(僕も多用しています)。
この辺のチョイスは予算とお好みで。
推奨しているこちらの「球体ジョイントミニ」ですが、
実は1点だけ悩ましい点があります。

軸の太さが
2.9mmなんです。
3mmならドリル刃も買いやすくて良いのですが、
イエローサブマリンさんの関節シリーズは
何故か2.9mmが多い。
でも強度があるので僕は気に入って使っています。
この関節を仕込むレジンパーツには
あらかじめ浅い穴のガイドがあります。
そこからズレない様に、ピンバイスで穴を彫ります。

左が穴を開ける前のガイド穴。
右がピンバイス使用後です。

こんな感じで関節が付く各パーツに穴を開けて行きます。

肩接合部は穴が開いていますが、
軸がキツイ場合はドリル刃で拡げて下さい。
ついでに、肩外装はポロりしがちなので
接着が良いと思います。

胴体側の肩付け根は結構深めに軸穴が
あいていますが、更に2.9mm刃で深く彫り、
ジョイントの軸をカットせずに使って頂くと良いです。

こうして穴を開けたパーツと関節を繋いでいきます。
関節の軸の長さは適宜カットして調節して下さい。そのままでは長過ぎて使えない部分が大半です。
穴を開けた深さに合わせてニッパーでカットして下さい。
【注意点】ピンバイスでの穴あけ作業に関して。
理想としては垂直に真っ直ぐ穴をあけたい所ですが、
どうしても手ブレが起きるので穴が大きくなりがちです。
その為、2.9mmの刃で開けたはずが、
実際には2.95mmくらいになって、軸がゆるくなる事も
あると思います。
それを解消するには、下穴といって、
少し経の細いドリル刃でまず穴を開けると良いでしょう。
2.9mmの穴が欲しいなら、2.5mm~2.8mm程度の刃で
まず穴をあける。
その後2.9mmの刃で穴をなぞる様にすると
ブレずにキレイな穴になります。
でもその為には複数のドリル刃が必要になります。
その辺りの煩雑さをどう判断するかは
人それぞれだと思うので、ご自身で判断して頂ければと。
穴が少し大きくなった時は、軸との間にビニール袋の切れ端を
挟むことで、緩みを解消させる事も出来ます。
色々細かく書きましたが、
一連の作業自体、それほど難しい物では無いと思います。
プラモデルより少し試行錯誤が必要になるかもしれませんが、
パーツ数も少ないので、苦痛になる前に終わります。
多分!
つづきます。
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